2016/07/25[mon] update

いいね!イマドキの建設会社【ホリー工業】

危険なのでは?体力勝負でしょ?怖いセンパイばかり? …とかくマイナスな印象を持たれがちだった「建設業界」のシゴト。そんなイメージを変えるために、さまざまな会社が「働きやすさ」や「やりがい」を高める取り組みをスタートさせており、すでに多くの新人さんが、この業界のシゴトにチャレンジしています。そんな会社や働く人をシリーズでお伝えしていくのがこの企画。建設業界に関心のなかったあなたにこそ、ぜひ目にしてほしい読み物です。

最近の足場はジャングルジム!?

ベテラン足場職人/松田尚禄(なおよし)さん
若者を育てたいから、作業着や道具をそろえる支度金も用意しています!1
北海道ホリー工業は、会社専属の請け負い職人に仕事をお願いするスタイル。中低層の新築・リフォーム物件の足場の組み立てや撤去作業を依頼しています。
「専属職人は厳密に言えば社員というワケではありません。よく会社に迎え入れてはどうかという意見も挙がりますが、足場職人はやればやるだけ稼げる仕事。うちに入社してしまうと収入が下がるケースもありますから、それはもったいないんじゃないかと」
足場職人は高所作業も任される分だけ高給なのだとか。ところで、危険はないものなのでしょうか?
「最近は安全帯という命綱を2つかけますし、そもそも足場がジャングルジムのように複雑な網の目になっていますから、落ちようと思ってもなかなか落ちることは出来ないはず(笑)。ただ、最大の危険は慣れと油断。僕らは社内パトロールや危険予知活動を欠かさず、徹底的に安全性を優先させています」

職人が食いっぱぐれないために

代表取締役社長/高橋敦史さん
職人が体を壊したらハイ、サヨナラ…なんて絶対言いたくないんですよね。
高橋さんはもともと足場の職人。現役時代に比べると、親方たちの指導は目を疑うほど優しくなったと冗談めかして笑います。
「今は怒鳴り散らして〝背中を見ろ!〟の時代じゃありませんからね。危険につながることは厳しく注意して、技術は手取り足取り教えるというように指導方法を変えています」
かつての新人さんは「ジバシリ」と呼ばれ、地面を走り回って資材や道具を運ぶ役割でした。ところが、高橋さんは「それじゃあオモシロクない。自分が組んだ足場から建物が完成する達成感を味わってほしいんです」と、積極的に足場での作業をすすめています。
とはいえ、働く環境が改善されても、親方一人で若手職人を自力で集めるのは大変。同社は求人広告の費用を負担した上で、若者が作業着や道具をそろえられるよう支度金まで用意しているのです。
「親方が一人で作業するのは危険なので、子方がいないと仕事を出さない決まりなんです。職人が食いっぱぐれないよう、僕らが求人を手伝うのは当然のこと」

足場職人がトップセールスマンに変身!

「足場職人って、若手が足りないんですよ」。のっけから正直に悩みを打ち明けてくれたのは、足場架け払い会社『北海道ホリー工業』の若き社長、高橋敦史さん。若者が足場職人を目指したいと思える環境づくりを模索しているところなのです。
高橋さんが社長のポストに就いたのは一昨年。雪の降る北海道でも一年を通して仕事を確保したり、専属職人を含めた社員旅行を企画したり、新しい取り組みを始めています。
「でも、まだまだ若者が足場職人を目指したいと思えるような環境とはほど遠く…」
もどかしげな表情で語る高橋さん。けれど、ふとつぶやいた言葉が、職人を思う気持ちが人一倍強いことを表していました。
「職人が体を壊したからって、ハイ、サヨナラ…なんて絶対に言いたくないんです」
北海道ホリー工業の社員は営業スタッフが中心で、約半数が足場職人出身。体調不良や病気で戦線離脱を余儀なくされた職人には「営業をやってみない?」と声を掛けるようにしているそうです。
「体力面の不安から専属職人を辞めようとしていた人が、今やトップセールスマンなんて例も(笑)。足場職人が続けられなくなっても、経験を生かした道を用意してずっと面倒を見られる会社でありたいですね」
新人さんでも、足場作りに携われる!
足場職人の安全を守る活動を徹底!
年齢を重ねても、営業の道が用意されているから安心!

北海道ホリー工業株式会社

江別市工栄町6番地11
TEL.011-384-8761