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バイトがあって今がある ズーカラデル

2023年5月8日 公開

好き嫌いも向きも不向きもバイトが教えてくれる!

写真左から、山岸りょうさん(Dr)、吉田崇展さん(Gt&Vo)、鷲見こうたさん(Ba)
心地良いメロディと温かくてユーモラスな歌詞が特徴の札幌発の3ピースバンド「ズーカラデル」。昨年はライジングサンロックフェスティバルの出演、今年リリースのミニアルバムではMVも話題になるなど人気上昇中の彼らにアルバイト経験についてインタビューした。

炎天下の警備バイトでアツい想いがこみ上げる!

吉田崇展さん

―音楽を始めたきっかけは?
吉田(敬称略、以下同)高校1年生のころ、友人から『BUMP OF CHICKEN』の曲をまとめたMDを貸してもらって「何だコレは!」と衝撃。自分でも演奏してみたいと思いギターを手に取ったのがきっかけです。
鷲見 MD、懐かしい(笑)。あのころはみんな、自分の大好きな曲を小さなMDやカセットに詰め込んだよね。
―今の10代には伝わらないかもしれませんね。鷲見さんは?
鷲見 自分はバスケ一筋だったんですけど、中学3年生の時にクラスの友人と、卒業式で『レミオロメン』の『3月9日』を演奏したのが始まり。当時頭も良くて、バスケも上手で「コイツには叶わない!」って友達がいたんですが、彼よりも曲を覚えるのが早くて「自分は音楽をやることは得意かも」と思った初めての出来事でした。
山岸 僕は小学校のころにブラスバンド部、中学高校では吹奏楽部でパーカッションを担当していました。初めてロックを演奏したのは高校を卒業する時。ちょっとヤンチャな友達に無理矢理バンドに入れられて、白石区にあるライブハウスで『ELLEGARDEN』の曲を披露しました。あの体験があったからこそ今もドラムを叩いています。
―思い出のバイト経験はありますか?
吉田 大学生のころ、夏フェスの会場警備をしたことかな。自分の持ち場は会場から遠い関係者用の駐車場。炎天下で暑いし、立ちっぱなしだし、音楽も聞こえないしですっごくつらくて…。もうろうとした意識の中で聞こえてきたのが、『サンボマスター』のボーカル、山口さんの「ウオーッ」っていう叫び声(笑)。キツい状況も相まって「自分もいつかあのステージに立ってやる」とアツい想いがこみ上げた記憶があります。
鷲見 自分は高校3年生の夏休み、アルキタで見つけたカニ料理専門店のホール係が初めてのアルバイトでした。甲殻類が大好きだからという理由で選んだんですけど、最初の上京するまで5年ぐらいは続けてたかな。まかないで色んな料理を食べさせてもらいました。
山岸 僕は実家近くにあったスープカレー店のホール係が思い出深いですね。とても優しい夫婦が営んでいて、カレーへの情熱も熱く、味もおいしかったのに、働いてから半年ほどで閉店が決まっちゃって…。世の中優しいだけ、情熱だけじゃ生きていけないって痛感しました。なんか、教訓みたいな話ですが(笑)

向き、不向きや生きがいを見つけるのがバイト

鷲見こうたさん

―バイトが今に役立っていることは?
吉田 自分は正直、バイトが好きじゃなかったんです。塾講師やテレアポなど色んなバイトをしていたんですが、どれも向いていないと思ってしまって。でも好き嫌いや向き不向きが分かったからこそ、「音楽で食べていきたい、コレだけが自分に向いているんだ」って確信につながったかな。
鷲見 僕の場合は音楽に直結しているというよりも、「食」の楽しみを見つけられたことが大きいかも。毎日おいしい晩ご飯を食べるために仕事を頑張ってると言っても過言ではないですね。
吉田 あと、鷲見はカニをむくのが誰よりも上手なんです。
―(笑)。山岸さんは?
山岸 また同じ話ですけど、どんなに良い料理を作ろうと、どんなに良い音楽を奏でようとみんなに知られなければ意味がない。情報発信って大事だなって思いました。その影響もあって、ズーカラではSNS頑張ってるんですよ。

故郷でのライブで200倍のエネルギーを!

山岸りょうさん

―読者へのメッセージをお願いします!
吉田 音楽って作り手の人間性、歩んできた道が反映されるもの。ひねくれてるとネガティブな音楽ができるし、前向きになればポジティブな曲ができる。どちらが良いということはないけれど、今汗を流していることは必ず将来につながるから、せっかく働くなら明るく取り組んでみたら楽しいんじゃないかな。自分は「めんどくさいなあ」っていつも思ってましたけど(笑)
鷲見 自分の好き嫌いを知るためにも、沢山のバイトを経験したほうが良いと思います。僕は飲食の仕事も好きだったけど、それ以上に音楽が大好きだと気付いた。一つのことだけをやっていると見えないものがあるけど、たくさんの経験があると相対的に好き嫌いが見えてくるよね。
山岸 みんな、SNSを頑張ろう!
鷲見 またその話(笑)
―最後にバンドのPRをお願いします!
吉田 5月から開催のワンマンツアー『SPACE ACTA STATION』では最終公演を僕らの地元、札幌で開催します。気合たっぷりの2日間の日程でお届けする予定です。みんながバイトやお仕事で稼いだチケット代をもらうからには、その100倍、200倍の価値がある演奏をお届けしたいと思います!
―ありがとうございました!

ズーカラデルの思い出バイト

吉田さん/夏フェスの警備
あの日聞いたサンボマスター山口さんの叫び声は、今も僕の原動力になっています。
山岸さん/スープカレー店
家が近くて、ギリギリまで寝ていられそうという簡単な理由で選びました(笑)
鷲見さん/カニ料理専門店
茶碗蒸し作りにただならぬ情熱を注ぐ先輩がいて、よく「触るなー!」と怒られました(笑)

プロフィール

ズーカラデル
吉田崇展(Gt&Vo)、鷲見こうた(Ba)、山岸りょう(Dr)からなる札幌発の3ピースバンド。2017年9月1stミニアルバム「リブ・フォーエバー」をライブ会場で販売開始、2018年3月に現体制へ。2022年にはライジングサンロックフェスティバルの出演、2023年3月には4thミニアルバム「ACTA」をリリース。収録曲「ラブソング」のMVでは、かねてからズーカラデルのファンと公表していたモデル・タレントの佐藤栞里さんが出演したことも話題となった。
オフィシャルサイト:https://gooutzoo.com/

インフォメーション

●最新リリース情報
4th mini Album
「ACTA」

■VICTOR ONLINE STORE限定盤
VOSF-11884 3,850円(税込)
■ダウンロード版
1,630円(税込)

●ライブ情報
ズーカラデル ワンマンツアー
「SPACE ACTA STATION」

7/1(土)■開場/16:45 ■開演/17:30
7/2(日)■開場/16:15 ■開演/17:00
札幌PENNY LANE24
■お問い合わせ/WESS
■TEL/011-614-9999
(平日 11:00〜18:00)

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