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バイトがあって今がある WHITE JAM(Vo. )SHIROSEさん

2016年4月25日 公開

“仕事”だけど“仕える”だけじゃ意味が無い。

WHITE JAM(Vo.)SHIROSEさん
撮影協力/三番街珈琲店(札幌市中央区南2条西2丁目8-6)
若者を中心に人気を集める「WHITE JAM(ホワイトジャム)」のボーカルSHIROSEさんが札幌を訪れた。トップアスリートから音楽アーティストに転身したSHIROSEさんのアルバイト経験に迫る。

NASAで働いてる? って
思ってました(笑)

ボーカリストであるだけでなくソングライターとしても注目を集め、東方神起やAAAなど人気アーティストにも楽曲を提供するSHIROSEさん。幼いころから音楽的素養を磨かれ育ったのかと思いきや、意外にも中学高校はスポーツ一筋だったという。
「中1から陸上を始めて、中長距離の選手でした。特に中学時代は朝から晩まで練習漬けの毎日でしたね」
中学3年時の大会では日本一になった経歴も持ち、その実力はホンモノだ。
SHIROSEさんが初めてアルバイトをしたのは地元京都にあるアルミ部品の工場。
「バイトをしたのは高校2年の時かな。友達に誘われて始めて、部活の合間を縫って働いてました。アルミで出来た棒状の部品を作るんですけど、それが何なのかは聞いちゃイケナイって暗黙のルールがあるんです(笑)」
実はF1マシンのパーツを作っていたというその工場には、見るからに高価そうな工作機械がズラリと並んでいたという。
「ホントに最先端って雰囲気があって、当時、ここは『NASA』なんじゃないかって思ってました(笑)」
高校卒業後は選手兼監督、さらに指導者、教育者の道を目指して関西の大学に進学。しかし、不運にも大きな怪我に見舞われ陸上選手としてキャリアは絶たれてしまう。
「それまでは自分が音楽をやるなんて一度も考えたことはありませんでした。ただ、選手時代に音楽に教えられたこと、力をもらったことは多く、自分が音楽をやることで誰かを応援したり、勇気付けたり、違うカタチの“指導者”にはなれるんじゃないかって思ったんです」
とは言えSHIROSEさん、それまで全く音楽経験が無かったため「世間のアーティストは全て自分で楽曲を作っている」と勘違いをしていた。そのため、音楽の世界を目指すと決意した直後に高額な音楽機材を購入。
「誰も教えてくれなかったんですよ(笑)。だから音楽をやるなら音楽を作れなきゃダメだと思っていたんです。今はパソコン一台あれば音楽が作れますが、当時はいろんな機材が必要で、それらを一通り買い揃えました。でもその経験が今につながっているんです」
手探りで楽曲作りに取り組む中で、サンプリングする音のリアルさを追求する感性などが養われたという。

楽しく働くアイデアで
営業成績一位を獲得

音楽の道を目指して上京後、SHIROSEさんが最初に携わったのはフィットネスジムでのアルバイト。
「それまでは長距離選手体型だったので、音楽アーティストとしては見た目が弱いなって(笑)。それを何とか変えたくてジムで働くことにしたんです。仕事の合間に筋トレに励み、1カ月で15キロのビルドアップに成功しました」
その後もさまざまな仕事に携わるが、20代前半に経験し、特に印象深かったバイトのひとつが携帯電話の販売だそう。仕事を選んだ理由は「時給が高かったから」だが、さらに店側へ待遇アップの交渉も行ったのだそう。
「働く日数を減らしてほしいとか、時給アップしてほしいとか、いろんな要望を伝えてました(笑)。その代わり絶対売るって約束して。実際その店ではずっと営業成績一位でした」
というわけで、SHIROSEさんがどのように成績一位を獲得したのか、当時の様子を教えてもらうことにした。
「働いてたのは家電量販店の携帯コーナーなんですけど、普通の販売員って携帯に興味がありそうなお客さんを捕まえて接客するじゃないですか。でも僕は携帯には関心無さそうなお爺ちゃんお婆ちゃんを見つけて、普通に世間話をするんです。そのうちに毎日僕のところに遊びに来る常連さんが増えて、携帯コーナーがお年寄りだらけに(笑)。時々携帯の使い方とかも教えてました。そうすると、携帯を契約したいって人も出始めて、お年寄りの口コミネットワークでウワサが拡大(笑)。一気に契約数を伸ばすことが出来ました」
他にはストリートライブ風の呼びこみをして売り場で注目を集めたこともあったそう。
「新機種やサービスの説明をする時、即興ラップみたいに喋るんです。そうすると“面白そうなことをやってる!”って人が集まってくれる。絶対売るって言った手前、結果を出すことにはこだわりつつ、楽しんで仕事が出来るアイデアを常に考えていました」

アスリート的思考で
アルバイトでも結果を残す

アルバイト探しについては、とにかく“受けまくる”タイプだったそうで、「求人雑誌を見てどれが良いかって悩んでる時間は無駄。気になったバイト先には片っ端から電話してました」
応募の際は必ず条件や待遇面の交渉を行うのもSHIROSEさん流。高待遇と引き換えに求められる仕事のハードルは高くなるが、自分を追い込むことで高いパフォーマンスが発揮出来るという、いかにもアスリート的な発想だ。
「バイトをする時は何のために働くかって、理由を意識することも大事ですね。仕事って“仕える”って字を書くけど、それだけじゃ意味が無い。せっかく働くんだから何かを得よう、吸収しようって姿勢は必要だと思いますね」

★SHIROSEさんの思い出バイト★

アルミ部品工場
実は弟も同じ工場でバイトしていて、めっちゃ高そうな機械を壊したことがあるんです。社長の呆然とした表情が忘れられません(笑)。
フィットネスジム
長距離選手特有の華奢な体型を変えたくて始めたバイトです。集中トレーニングで一気にビルドアップしました。
携帯販売
同じ職場で彼女と一緒に働いてたこともありました。二人だけしか分からないアイコンタクトとかして働くのが楽しかったです(笑)。

<プロフィール>
WHITE JAM

SHIROSE、GASHIMA、NIKKIの3人組ユニット。2011年のワンマンライブを皮切りに本格的な活動を開始し、2014年にユニバーサルシグマよりメジャーデビュー。メンバーそれぞれがプロデューサーとしても活動し、 彼等が手掛けた作品は20作以上が国内チャートで1位を獲得。2016年2月にリリースされた4thシングル「咲かないで」は卒業ソングの新定番として話題を集めた。

<インフォメーション>

●最新リリース情報
NEW SINGLE「咲かないで」
UMCK-5593 1,296円(税込)
●ライブ情報
WHITE JAM 史上最大規模 ワンマンライブ開催!!
WHITE JAM LIVE 2016「PASTEL」

5/22(日)Zepp Tokyo
●オフィシャルサイト
http://whitejam.net/

バイトがあって今がある

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