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応募・面接のコツ 働くうえでの基礎知識(保険と税金、雇用形態)

社会保険や税金、雇用形態の特徴など、働くうえでの基礎知識をご紹介

求人広告にある「各社保完備」とは

アルキタ内で書かれている「各社保完備」や「各種社会保険完備」とは、「厚生年金保険」「健康保険」「雇用保険」「労災保険」の4つの保険に加入できるということ。
加入できる条件については、4つそれぞれ異なりますので、詳しくは下記をご覧ください。

■健康保険
本人(被保険者及びその被扶養者)が病院等にかかった時、医療費の一部を負担するだけで診療等が受けられます。また、業務外の病気やケガなどのため、会社を休み給料の支払いがない場合は、保険給付を受けることができます。保険料は、会社と本人がそれぞれ同額を負担します。
▼加入できる資格
75歳に達するまでのすべての正社員。
パート・アルバイトなどの場合は、雇用契約期間が2カ月以上で、労働日数と労働時間が通常の労働者のおおむね4分の3以上であれば加入が必須となります。
なお、2016年10月から短時間労働者への加入要件が拡大しました。
※詳しくはお近くの年金事務所へお問い合わせください。

■厚生年金保険
本人(被保険者)が高齢になったときや障害を負った場合、または死亡した場合などに、年金給付を受けることができます。
保険料は、会社と本人がそれぞれ同額を負担します。
▼加入できる資格
70歳に達するまでのすべての正社員。
パート・アルバイトなどの場合は、雇用契約期間が2カ月以上で、労働日数と労働時間が通常の労働者のおおむね4分の3以上であれば加入が必須となります。
なお、2016年10月から短時間労働者への加入要件が拡大しました。
※詳しくはお近くの年金事務所へお問い合わせください。

■雇用保険
本人(被保険者)が失業した場合や職業教育訓練を受けた場合、並びに育児休業・介護休業、高年齢雇用継続給付対象などの場合は保険給付を受けることができます。
保険料は会社と本人で負担しますが、金額は毎月の給与総支給額により変動します。
▼加入できる資格
年齢に関係なくすべての正社員。
パート・アルバイトなどの場合は、雇用契約期間が31曰以上で、1週間の所定内労働時間が20時間以上の場合、加入が必須となります。
※詳しくはお近くのハローワークへお問い合わせください。

■労災保険(労働者災害補償保険)
仕事中または通勤途中でのケガや事故などで、本人が負傷したり病気になった場合に、保険給付等を受けることができます。(いずれも審査有り)
保険料は全額会社が負担します。
▼加入できる資格
労働日数や労働時間に関わらず、働いているすべての従業員が加入します。
※詳しくはお近くの労働基準監督署へお問い合わせください。

税金って、アルバイトも納めるの?

バイトだから、正社員だから、じゃなくて税金を納める基準は一年間の総収入額。
国に納める所得税と、自分が住む都道府県や市町村に納める住民税の2種類があります。
▼納税方法
フリーランスや事業主を除いて、会社が従業員の給料からあらかじめ天引きし、本人に代わって税金を納める「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」が一般的。
1年間(1月1日〜12月31日)の総収入額が103万円(住民税は100万円)以下なら支払う義務はありません。
目安として、月間の給与が8万3000円未満なら税金がかからないと覚えておきましょう。
※住民税は前年の収入をもとに算出され、翌年6月に納付通知書が届きます。

雇用形態や働き方について

正社員とは
期間の定めのない雇用契約で、勤続年数や能力によって昇格などがある場合が一般的。待遇面では、社会保険・定期昇給・賞与・各種休暇の対象者で、給与の算定基準は月給制がほとんどです。

契約社員とは
一般的には「数カ月」「1年」など雇用期間を定めて勤務する形態。契約期間は原則として最長3年で(一部例外あり)、双方の合意があれば更新される場合もあります。また、契約内容によって様々な呼び方があり、雇用契約期間の定めがない場合もあります。
「嘱託社員」は他の従業員の就業規則とは別に契約を結び、専門分野などで定年退職者の再雇用の手段として用いられる場合が多く、「準社員」は正社員に近い雇用形態ですが、異動や転勤がないなど、労働条件の一部が正社員と異なります。「期間従業員」は主に製造業などで一定期間雇用される契約社員をいいます。

アルバイト・パートとは
短期間あるいは短時間、臨時的、補助・補完的に雇われる者の呼称で、あらかじめ期間を定めて雇用契約を結ぶケースが多い。一般的には「アルバイト」は臨時的に就業すること、「パート」は通常労働者の所定労働時間のうちの一定時間を就業することと区別されていますが、事業所によっては使い分けされていないところもあります。

職業紹介とは
厚生労働大臣の許可を受けた紹介会社が、求職者に仕事を斡旋する形態。雇用契約は紹介先と結びます。

派遣とは
派遣許可を持つ派遣会社と、雇用契約を結びながら別会社(派遣先)で勤務する働き方。
通常は派遣期間終了とともに雇用契約も終了しますが、派遣の有無にかかわらず常時派遣会社に雇用される「無期雇用派遣」という形態もあります。
また、一定期間派遣された後、派遣先との合意によって派遣先に直接雇用される「紹介予定派遣」があります。

一部の業務及び下記例外(ア)〜(エ)を除き、雇用期間が30日以内の日雇派遣が禁止されています。
(ア)60歳以上の人
(イ)雇用保険の適用を受けない学生
(ウ)年収500万円以上ある人が副業として従事する場合
(エ)主たる生計者でなく、世帯収入が500万円以上ある人

委託とは
雇用されるのではなく、委託契約を結んで特定の仕事を任され、それに対して報酬を得る働き方。固定で支払われる給与がなく、業務量や売り上げに対して報酬が支払われます(完全出来高制、完全歩合制、フルコミッション制)。
委託と同じような働き方として「請負」がありますが、請負は家を一軒建てるなど、業務の完成や納品などの成果に対して報酬が支払われます。
委託契約・請負契約ともに個人事業主としての契約になるため、労働者を保護する法律(労働基準法、最低賃金法、男女雇用機会均等法など)は適用されません。契約内容をよく確認して契約書を交わしましょう。
また未成年者の場合、親権者などの同意が必要になります。

独立開業とは
一事業主として会社や店舗を自分で運営・経営する形態です。委託や請負などと同様に雇用関係はありませんが、独立開業にあたって資金が必要となる場合があります。

FC(フランチャイズ)とは
本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)との間で契約を結び、本部が権利や商標、販売システム、独自のノウハウなどを提供し、それに対して加盟店がロイヤリティーなどの対価を支払う契約形態のものをさします。

代理店とは
メーカーや総販売元と契約を結び、代理業務として商品を販売したりサービスを提供するものをさします。雇用関係は発生せず、販売した売り上げの一部を手数料やマージンとしてメーカーから受け取ります。

登録制とは
登録制とは、まず応募者に登録してもらい、条件の合う人材を採用する仕組みをとっている制度。登録している段階では雇用関係にないため、給与なども支払われません。

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